内田翁の人生放浪記Blogでタグ「税金」が付けられているもの

近年、鹿や猿だけでなく熊や猪までも人里に現れて害をなすようです。人間が彼らの生態系を破壊してきたせいもあるのでしょう。

ところで税務会計に関係しているものの間では昔から本来の意味とは少し違いますが、「山より大きい猪は出ない」という言葉があります。この場合、山は利益、所得を指し、猪は税金、税額を指しています。従って「利益より税金のほうが大きくなることはない」という意味です。「担税力なきところには課税せず」という大原則からすれば所得より税額のほうが多くなることはあり得ないのですが、時には多くなるケースがあり得るのです。

その主な理由は交際費課税です。(他にも寄付金、役員給与賞与等の問題もありますが・・)現在の税制では会社の資本金が1億円を越しますと交際費は全額損金不算入です。資本金がそれ以下の場合は支出した交際費のうち400万円以下が10%、それを越した部分が全額損金不算入。

具体的に言えば資本金1億円以下のの会社が年600万円の交際費を使ったとすると、400万円以下が10%で40万円、それをこした200万円を足して240万円が損金不算入となります。だから会社の利益が100万円ですと課税所得は340万円になってしまいます。

仮に実効税率40%とするとこの会社の納める税金は340万円×40%=136万円となってしまいます。

どうです?山(100万円)に対して猪は136万円になってしまいました。

以上のようなことから最悪のケースでは決算は赤字でも税金がでる場合もあるのです。

まさに孔子が言う「苛政は虎よりも猛し」となります。

 

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