2015年6月アーカイブ

中国の最初の書物と言われる「易経」は紀元前700年頃に成ったとされています。一方、日本で「古事記」が成ったのは712年ですから、その間、実に1400年の開きがあります。

又「臥薪嘗胆」の呉越が争ったのは紀元前495年前後の話しです。

このように中国と日本との歴史の差はおどろくほどです。

さて、釣り好きの人の別名「大公望」の話も周の時代(BC1050?~BC256)のことです。この人は「呂尚(ろしょう)」という名なのですが、渭水(いすい)で釣りをしていて、そこを通りかかった周の文王に見出され、文王の先君の大公が望んでいた人物として「大公望」と呼ばれたところからきています。

又、この史実をふまえて、江戸時代の川柳に「食いますか、などと文王そばにより」があります。(ということは、江戸の庶民はこの史実を知っていたということにほかなりません)

この呂尚の話しでは、日本では以下の話しが有名です。

呂尚が釣りと読書ばかりして、生活が困窮しているのに堪えられず、妻の馬氏(中国は昔から夫婦別姓)は自分から離婚して、呂尚のもとを去ります。

ところが呂尚が文王の死後、武王の補佐して殷(いん)の紂(ちゅう)を討つような活躍をします。このような功績もあって、彼は大出世をします。

これを知って別れた馬氏は呂尚のもとを訪ねて復縁を求めます。

すると呂尚は盆(日本のものより深い器)へ水を満たしてから、それをすべて地上にこぼします。そして「もしこの水をすべて盆に戻すことが出来たなら復縁しよう」と言います。しかし、水は土に吸われていますから、これは不可能です。

この故事から「覆水(ふくすい)盆に返らず」という言葉ができて、中国語でも「覆水難収フースイナンショウ」として、今でも使われます。

しかし、私の個人的感想としては、水をこぼしておいて、それをすくわせるなんて、かなり意地悪のような気がしますが、皆さんはどう思われますか。

そんな要求より、呂尚ほどの人なら「僕を20歳の若者に戻してくれたら君ともう一度やり直そう」なんてセリフが有ってもいいような気がします。

だが、このセリフ「18の娘に戻れるなら、いつでも貴方と別れます」のパクリですね。

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この四字成語は中国を表す言葉として中国人もよく口にしますし、日本でも使われています。日本語では「ち(じ)だいぶっぱく」と読むようですが、不思議な事にこの読みでは広辞苑や大辞泉には載っていません。してみると、この言葉はまだ日本語としては認知されていないようです。

大事なことを忘れていました。意味は「土地が広くて物産が豊富である」ということです。確かに中国(チベット等を含む)の面積は日本の25倍強ですから大きな国です。

しかし産物が豊かであるかどうかは、大きな疑問があります。

ニュースとなった「レアアース」のようなものは、今のところ、中国が命運を握っているかもしれませんが、耕地面積は世界の10%弱で、人口は世界の20%ですので、例の一人っ子政策で人口増加を抑制しています。

それから「湯水のように使う」という言葉を持つ日本人からは、想像がつかないことですが、中国の水不足は大変に深刻です。かつて何度も氾濫を起こした黄河は、今では見る影もない水量です。

このように食料以外にも足りないものが、数多くあるので、中国は「地大物博」ではなく、同音の「地大物薄」と自嘲する中国人もいます。

そして所得水準にしても、日本に遊びに来て「爆買い」をする中国人も沢山いますが、飛行機に乗ったこともない人も、おそらく日本の総人口以上いるでしょう。だから中国人全部の生活水準が日本人のそれに達するのが、何時になるのかは、中国人自身も解答できないのではないでしょうか。

 

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