2011年6月アーカイブ

歴史

 よく「歴史を学べ」とか「歴史から学べ」という言葉を聞きます。今回はそれとは趣(おもむき)の異なる歴史にふれます。

 

 その一

 最近時代小説を読んだり、史跡を訪ねたりして、本格的に歴史通になる女性を「歴女(れきじょ)」と呼ぶそうです。

 これはTVドラマの「天地人」や戦国時代をテーマにしたゲームの影響もあるといわれています。従って彼女達の興味は、室町末期から江戸時代にかけてが中心のようです。

 これは私のような時代小説大好き人間としては、大変うれしい事です。残念ながらゲームもイケメンにも縁がありませんが。

 

 その二

 これと対照的なのが、高齢者に秘かにブームとなっている、自分の歴史、すなわち自分史を書くというものです。(注)

 大会社の中には、その為に会社OBを対象として「自分史セミナー」まで開いている処もあります。そうしますと、OBから、自分の在職中に改善提案で表彰された年月日を教えてくれという質問も会社に来るそうです。これは長いようで短かった過去を持つ私なども、その心情がよく理解できます。

 だからモーパッサンの「女の一生」の主人公から「過去を振り返るのはよそう、それは墓場に行く道だから」と言われてもかまいません。だってその通りですから。

 

(注)及び追伸

「自分史のための 昭和・平成 年表ノート」を作りました。御希望の方は、住所・氏名・年令をお書きの上、80円切手を2枚同封して頂ければ、折り返し宅急便でお送りします。(A4判 86頁)

宛先

〒456-0002 名古屋市熱田区金山町1-6-17 第7野辺ビル2F

税理士法人 スマッシュ経営 名古屋オフィス

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路遥知馬力

日久見人心

  この中国人によく知られたことわざは、以前少し触れていますが、好きな言葉ですので、再登場をお許し下さい。

 さて私は、既に古希を越えてはいますが、残念ながら人を見る目に、自信がありません。これは昔読んだ「三十過ぎたら自分の顔」という言葉に影響されて、外見に捕われるせいかもしれません。さらに女性については、経験に乏しいので、さらに眼力がありません。

 そんな時にこの言葉は、私の慰めとなります。意味は「道のりが長いと馬の力量がわかり、長い時間が過ぎないと人の本心がわからない」と言っています。前半は競馬ファン向きでしょうが、後半が眼目なのです。(ここにも中国人の対句好きが出ています)

 流石の中国四千年の知恵をもってしても、人を見抜く秘訣は無いようです。さらに仕事上の付き合いですと、お互いに本音を出さないので、長年経っても本当のところは、知らない事が多いです。

 そこで中国にはもう一つ参考になる言葉があります。それは「一回生、二回熟」というものです。これは、初回は初対面であっても、2回目からはもう知り合いだ。というものです。

 しかしこれは少し裏がありまして、2回目で知り合いとなるには、お酒が有効であるとも言っているのです。だから中国人との宴席で酔いつぶれたり、無礼講をやり過ぎますと、以後に差し障りが出ます。これは何も中国人相手でなくて、日本人同士でも同じでしょう。となると私もこの年までに、何度か失敗して、人を見るのでなく、見られていたことになるようです。

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