2011年3月アーカイブ

 なるほど

 先日いつもこの発信を見ているという有難い人から、時には「使える言葉」もやって下さいとの御要望がありました。そこで真っ先に浮かんだのが、この「なるほど」でした。

実はこの言葉は、本人は気付いていないでしょうが、私の友人のNさんの口癖なのです。

この人は「古文書を読む会」とか「郷土史研究」とか色々の勉強会に参加しているような人です。さらに中国語学習の為に、常に電子辞書を持ち歩いているのです。だからこそ「なるほど」が口癖にまでなっているのでしょう。

 ところでこの言葉は、考えてみると便利で良い文句です。というのも、相手の話しから新しい事や疑問点が分かれば「なるほどそう言う事だったのか」になります。又、自分と違う意見を聞いた時には「なるほどそんな考え方も有るのか」になり、自分の頭を柔らかくするのに役立ちます。これからすると、もっとオーバーに「勉強になりました」なんてセリフは、上司殺しにも使えるかもしれません。

 さて話しは変わりますが、今若い人のコミュニケーション能力不足が言われています。私はこれは当然の結果のような気がします。というのも日常の連絡や報告や、時には相談までがパソコンや携帯のメールです。これでは相槌もうなずきも不用です。相手の目の動きや顔の表情も見る事はありません。これでは生きた人間を相手にした時の、対応能力が磨けるはずがありません。こんな生活を毎日していて、コミュニケーション能力とか協調性はどうして育てるのでしょう。

 そう言えば、今は亡きナンパの達人Kさんが、いつも女性の言葉にうなずいたり、時には突っ込みを入れたりして、相手に十分にしゃべらせて、自分はほとんどしゃべらなかった事を憶い出しました。

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 めっちゃ

 関西系のお笑い芸人の活躍もあって、昔に比べて関西の言葉が一般の人にも、受け入れられるようになりました。「おおきに」とか「しんどい」なんかは、すっかりお馴染みになりました。今回の「めっちゃ」もその一つですが、これは少し様子が違うようです。

 まず広辞苑で調べてみますと、第五版までは載ってませんでしたが、第六版で始めて登場します。しかもあの懐かしい「メッチェン(注)」の項の次です。 そこには、

「めちゃ」を強めた若者言葉。非常に。度はずれたこと。とても。用例「めっちゃ腹立つ」。

 これでは残念ながら、私のような年寄りは使えません。でもこの言葉は、あの「うざい」や「きもい」より抵抗感がありません。だから辞書に載っても良いかなと思ってます。

 それよりこの目茶、苦茶、無茶に興味があったので、その語源を調べてみました。

 しかし、これは擬態語(さっと。うきうき。のろのろ等)から来たとか、仏教語の「無為(むい)」から来た等の諸説が有って、はっきりしないようです。但しどの辞書も、この目茶無茶はあて字となってました。

 さて話を元に戻すと、このように関西の言葉が受け入れられるなら、名古屋人としてはリクエストがあります。それは某市長が使う汚ない言葉でなく、由緒正しい「やっとかめ」とか「ごぶれいしました」などが、辞書に載る位になって欲しいものです。

(注) 「メッチェン」は「少女」の意味でして、ドイツ語を習ったことも無い人も、これだけは昔の学生はよく使っていました。しかしこの言葉、早晩姿を消すのではないでしょうか。

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