2010年3月アーカイブ

「数字に強い」

 この言葉の反対である「数字に弱い」は、何度口にしたか数え切れません。 では実例を

 電話番号  メモを見ないで掛けられるのはたったの二個所。

 物の値段  東京へ年に何度か行っているのに、1万円位としか。

 税 法    基礎控除の38万円は知ってますが

        障害者控除額はもう怪しい。

 その他数字がからむと全てこの調子です。

これは若い時からですから、ボケのせいではないようです。いや若い時からボケていたと言うべきかもしれません。

 しかし不思議な事に、古い外国映画の俳優名などは結構憶えています。 では男優から

アラン ラッド  名作「シェーン」 この時の悪役はジャックパランス

ランドルフ スコット  もっぱらB級西部劇

エロール フリン   海賊の船長ならデップの大先輩。 等々 

 女優では

アン プライス  小柄で可愛らしかった。

デボラ  カー  なんといっても「王様と私」

ケイ ケンドール  知る人ぞ知る超美人。 夏目雅子と同様 夭折

ロッサナ ポデスタ  トロイのヘレン から 黄金の七人。 等々

 この他ゲーリー クーパー や ヘップバーンのメジャークラスまで含めると、一体何人を記憶しているのか勘定した事もありません。私としては、こんな昔の在庫は一掃したいのですが、堅くて古い大脳では今さら無理でしょう。でも「アバター」の女性科学者は、すぐ判りましたよ。

 どっちにせよ俳優の名前なんかより、もっともっと大事な事柄があるのに、まことに腹立たしい限りです。そして一度位は「数字に強い」と言ってみたいし、言われてみたかったです。 

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  始末(しまつ)

 この言葉を辞書で見ますと、

①はじめとおわり。始終。首尾

②事の次第。事情。特によくない結果

③きまりをつけること。整理をすること。しめくくり。処理

④浪費せず、つつましいこと。倹約

 となってます。私はこの中で①~③までの意味では口にした記憶はありますが、④の倹約の意味で使った事はありません。

 それは私が子供の頃から小遣いを貯めることも出来ず、大衆小説やB級映画で時間を浪費し、近眼にまでなっている事実があるからです。そんな男が、④の意味で人様に言ったり、自分自身に言い聞かすことが、出来る訳ありません。

しかしそんな私が唯一倹約するものに「紙」があります。印刷した用紙の裏が白いものは、どうしても捨てられません。だから机の引出しの一つはそれらで、いつも一杯です。メールの下書きもいつもこの在庫を使ってます。

 このように紙を大事にするのは、おそらく子供時代の強烈な思い出のせいでしょう。それは敗戦後の物資が不足した時代のことです。当時の子供にとってのエンピツと紙は、大変貴重でした。例によって私の記憶では怪しいですが、わら半紙(B4の粗悪な紙)でも50銭、上質の白いものですと1円はしたと思います。今の物価に直せば1枚何十円かになるでしょうか。

 だから紙は表裏を使い、封筒でも裏返しにして使ったものでした。今でもチラシの裏が白いものは取って置きたくなるのも、そんな時代の思いが動かすのでしょう。

※ 中国語にも「始末」という熟語があります。

  あまり使用頻度は無いようで、しかも③と④の意味は持っていないようです。

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