2010年1月アーカイブ

 この言葉は、冗談で言ったり、陰での人物評として使ったりしますが、マイナスイメージが強いから、当人にストレートには言えません。私はこのケチの人には、大きく分けて二種類有ると思っています。

その一. 自分ではケチと思っていない人です。

多分この種の人は、無駄なことはしない、経済的、合理的に行動していると思っているのかもしれません。或いは「セコ(イ)」ではなく「エコ」の生活を送っている位に、勘違いしているかもしれません。だからこんな人に「ケチ」と言った時の反応は想像がつきます。

 実は私は昔、普通である、人並みであると自分では思っている人に、「変った人」と言って、随分と不機嫌にさせた失敗があります。(これは私自身が、変ってるをユニークと同じ位に解していたせいもあります。)

その二. 自分でも自覚していて「僕はケチでね」なんて言う人です。

しかしこの種の人でも、自分が言うのは良くても、他人には言われたくないでしょう。もしかすると「そんな事はありませんよ」という答えを、期待しているかもしれません。

 ところで、このケチな人を見分けるのは意外と難かしいです。何故なら、当人自身が金銭にからむ場面でしか、この事が表面化しないからです。普段はいくら立派なことを言っていても、他人事では分かりません。もう一つ、ケチな人には当然ながら友人は少ないです。(注)だから友人関係を見るのにも時間がかかります。

 それと、ケチな人は、酒は自分の金を出してまで飲みません。(理由はお判りですね)

 以上、正月早々に「ケチ」な話で申し訳ありませんでした。

(注)徒然草でも、良き友として「物くるる人」という項目がありました。

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 あけましておめでとうございます。

恒例により 虎にちなむ中国語を集めてみました。

「不入虎穴、焉得虎子」  説明不要ですね。「焉」は、いずくんぞと読みます。

「狐假虎威」  「虎の威を借る狐」ですが、イソップでは虎ではなくライオン。

「虎視眈眈」  「眈」には「耽溺(たんでき)」という言葉もあります。

「前門拒虎、後門進狼」  「前門の虎、後門の狼」です。

「狼呑虎咽」  これは(食事を)がつがつかき込むこと。

「騎虎難下」  虎にまたがっている人は降りられない。(襲われるから)

         途中でやめられない、「乗りかかった船」の意味。ある役になった中国人が、こうぼやくのを聞いた事があります。

「放虎帰山」  これを「虎を野に放つ」という。

「虎口余(逃)生」   虎口を脱する。「九死に一生」を得る。

「虎頭蛇尾」  何故か中国では「龍」でなく「虎」になってます。

「如虎添翼」  虎に翼が生えていたら・・・・・・そうです「鬼に金棒」となります。

「暴虎憑河」  「ぼうこひょうか」 こんな難かしいのは漢検受験者向き。

 さて虎の付く良い文句で、何か忘れているとお気付きですか。そうです「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」がありません。 実は中国語では「豹死留皮、人死留名」となっていて、トラでなく ヒョウ なのです。ヒョウの方が皮がきれいなのか、昔の日本人は、ヒョウを知らなかったのでしょうか。

 なお酔っぱらいを 「トラになる」 といいますが、中国語にはそういう言い方はありません。 私は折角立派な虎に、時々なれるのに残念。 

 

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