2009年12月アーカイブ

 「 GOOD MORNING 」

この言葉は言えなかったというより、使う場面も無かったと言うべきでしょう。というのも、私の今までの海外旅行先が全て漢字文化圏ばかりだからです。その中にあっても、香港やシンガポールは英語を話す人が多く、特にホテルの従業員にはそれが言えます。しかし私はそこでの挨拶も、下手な中国語の「早上好(ザオシャン ハオ)」の一点張りです。

中国では例の「ニイハオ」が、朝、昼、晩のいつでも使えて便利ですが、この「早上好」も使えるのです。

 この言葉には、実はこんな歴史があるらしいのです。それは近代になり、中国にも英語が多量に流入しました。その際英語のgood morningに相当するものとして「早上=朝」プラス「好=良い」で「良い朝」という言い方が始まったとの事です。

そんなことで、都会ではこの言い方がかなり普及しているようです。皆さんも中国旅行をされると、朝一番にガイドは多分「早上好」と言うと思います。

 さてここからもっと脱線します。

中国には当り前の話しですが、カタカナはありません。だから外来語の表記には、日本語のようにいきません。その中で人名は発音に近い字を当てるより他に方法が無く、例えば「オバマ」は「奥巴馬」のように書きます。他には日本語を借用して、キャンセルを「取消」とするような事もあります。又、企業名や商品名には、大傑作も生まれることもあります。

それではクイズ、以下は何という会社か商品名でしょう。

「三得利」この発音は近似値的には「サンドゥリィ」で、製造、販売、消費の三者が利を得るとも読めます。

「可口可楽」(クォコウクォロウ)意味的には、口に合う(べし)楽しむ(べし)とも読めます。 以上易しすぎましたね。

 さて話しを元に戻します。

good morning も使うことのなかった私の英語学習は、結局単に知識の為か、学力測定の道具だったということでしょうか。

  それでは皆さん 

  「 Happy New Year 」

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 以下ある言葉の説明を「日本国語大辞典小学館」によって、かなり長い文章ですが、そのまま引用します。

 対称。もと尊称の代名詞、のち口頭語として一般化し、江戸時代以降は同等またはそれ以下の者に対して用いる。

「補注」

「○○」は中世末、近世初期頃に発生した対称代名詞で、もっぱら武家の書簡でかなりの敬意をもって用いられた。しかし、その後口頭語して、一般庶民にも用いられるようになるに従って次第に敬意を失い、明和・安永期(1764~81)には、軽い敬意を保ったにすぎず、文化・文政期(1804~30)には完全に対等の者に対する語となった。更に天保期(1830~44)に至ると、もっぱら目下の者に対して用いられるようになり、ののしりことばへと下落した。このように時代が下るに従って使用者層も下降の一途をたどり、近世末には完全に上流社会では用いられなくなり、ぞんざいな語、もしくは目下に対す卑称の代名詞として現代に至っている。

 如何ですか、以上の説明からも分かるように、この「○○」を使ったことのある人は、軍隊経験者か、一昔前のサラリーマン位といえるでしょう。しかし、私より若い人の中でも例の「○○と俺とは同期の桜、同じ兵学校の庭に咲く……」をそのまま歌った人、又は替え歌にして歌った人はいるはずです。でも最近は とんと耳にしませんし、体育系のコンパでも歌われることはないでしょう。

「貴い」という字が付いていても、必ずしもそうではなくなるのですから、言葉はやっぱり生き物なのですね。

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