2009年10月アーカイブ

 今回も前回の「うざい」と同様な若者語ですので、私は使った事はありません。いやむしろ私のような年寄りは、言葉の語感から、無くなって欲しいと思います。さてその言葉は「エロ何々」という形容詞です。

この言葉は、「「エロい」から始まって「エロかわ」(エロかわいい)やら「エロかっこいい」等色々とあるようです。なんでも女性歌手のKさんが、その代表だそうです。

 さて最初この言葉をにした時は、せっかく「セクシィ」という外来語があるのに、どうして古臭い言葉を持ち出してきたのか不思議でした。(今でも)。そもそもこの「エロ」という言葉は、大正末期から昭和初期に「エロ、グロ(グロテスクの略)、ナンセンス」というものが流行した時が、スタートのようです。それから私でも知っている 獅子文穴や、あの「青い山脈」の石坂洋次郎の本にも登場しました。そしてなんとあのノーベル賞の川端康成の小説にも、使用例があるそうです。

 この「エロ」の語源は、言うまでもなくギリシャ神話の愛の神エロス(あの弓矢を持ったキューピッド)ですから、元来由緒ある言葉です。しかしながら日本語としては、「わいせつ」「ひわい」「いかがわしい」等のイメージが強い言葉となっています。その代表が高校生の頃に、隠れて読んだ「エロ本」かもしれません。だからスポーツ新聞や週刊誌の見出しに「エロ…」なんて書かれると、どっきりするのです。(特に私は)。

 いずれにせよ、こんな思いに結びつく言葉より是非「セクシィ」に戻して欲しいし、間違っても広辞苑などに載ることのないように願いたいです。

 

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 さて今回は、私自身がそう思われた事は、何度か有ったでしょうが、若い人にも使って欲しくない言葉です。それは

 「 うざい 」です。

 最初この言葉を耳にした時は、「 ださい 」の親戚位の意味かなと思いました。それが以下の辞書に有るような意味だと知った時は、どうしてこんな語感の形容詞が定着したのか、いささか憮然たる気持ちになりました。

 まず広辞苑では

「 うざったい 」を略した俗語。わずらわしい、うっとおしい、気持ち悪い。の意となっており、第六版(2008年11月刊)に始めて登場しています。

 新明解国語辞典でも2005年の第六版から

「 うざったい 」として登場

① まとわりつくようで、うっとおしい様子

② たまらなく不快な感じがして、そばに近寄るも嫌な様子だ。と載っています。

 なお日本俗語大辞典(2003年刊)では、同じような解釈に加えて

 人物に対して使うことが多い。関西でも使用するが、1980年代から主に関東地方で使用する若者語。となっています。

 これからも判るように、この言葉は元来関東地方の方言がルーツのようです。

 ここから例によって私の独断と偏見ですが、こんな少しも心地良くない方言は、やはり方言のままで置いておくべきで、全国区にする必要はないでしょう。 ところが、どこかの市長は、方言に「きれい」も「汚ない」も無いと言ってるようですが、それは違うでしょう。

「そうずら」「おそぎゃあ」「いてこましたる」を聞いてどう感じますか。

 でも名古屋弁の「 ごぶれいします 」(失礼しますの意) なんかが広まったら、楽しいですね。

 

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