2008年12月アーカイブ

 これからの季節は酒がおいしいし、飲む機会も多くなります。そこで例によって、中国人が酒をどう思っているか、ことわざで見てみますと。

一酔解千愁。 「酒は憂いの玉箒」に相当、

         一と千の対比も中国らしい表現、

今朝有酒、今朝酔。 明日は明日の風が吹く、

             宵越しの銭は持たねえ、

酒有別腸。 このまま「酒に別腸あり」となりました。

        そして

酒后吐真言。 酒が入れば本音を吐く

酒后之言不可信。 酒席の話は信ずるべからず

    (前句と矛盾しますが どちらも本当なのでしょう)

酒不酔人 人自酔。 これには下の句が有って

         「色不迷人、人自迷」 うーん、なるほど。 

         酒色に溺れるのは 本人のせいで

         酒や○○に罪はありません。

酒能成事 酒能敗事。 だから酒は上手に飲まないと

          事をダメにもします。とは言いつつも、

酒是英雄胆。 酒を飲むと大胆になれる。 で、

酔翁之意不在酒。 酔っぱらいの気持は、もう酒には無い。

           あちらに有る (敵は本能寺)

           心当りの有る人も多いのでは

            (自分のことか)

酒逢知己千杯少。 でも 酒は話の通じる相手だと千杯でも

         少ない。となりたいものです。この句にも下の

         句があって「話が合わない相手には半句(半杯

         をかけてます)でも多い」

 

 如何ですか。 なお李白のような酒好きは「酒仙」と呼び、私のような単なる飲んべえは「酒鬼」と言います。

(中国語の~鬼は、ほとんど悪い意味です。 色鬼は説明不要でしょう。)

 話が落ちたところで、

 それでは皆さん、どうか良いお年を。

|

 ラーメンやコーヒーを安く提供するチェーン店について前回触れましたが、この場合、原価の低減が出来ないと、単なる値引販売と同じことになります。

 さてここで参考の為に、最近の資料で以下の会社の粗利益率を見てみますと、※

ユニクロ(ファーストリティリング) 50%、吉野家 60%、サイゼリア 67% となっています。

低価格と思われているのに、この率は立派なものです。これは皆さんも御存知のように、独自の仕入方法、商品開発、品揃え、食材調達、調理方法等々の結果である事に間違いありません。

 ところで商品は安く売るだけが能ではありません。私から見ると、高いことに価値があると思われるものも数多くあります。

 例えば、ロマネコンティ。ブランド品(森伊蔵もか)。高級ホテル・レストラン・料亭。豪華客船の旅等々です。

 実は私は今年の春に、株成金の招待を受けて「ロマネコンティを飲む夕べ」に行きました。グラス一杯ウン万円分を 生まれて始めて そして多分これが最後として飲みましたが、普通のワインとの違いがまったく分かりませんでした。まさに猫に小判、豚に真珠でした。(家の老婆に言わせると、私は味音痴だそうですが、他の大勢の招待者達も似たように見えました)

 さて高いといえば、今年のヒット商品に、花畑牧場の「生キャラメル」があります。これはタレントのT さんが何年もの赤字続きから、この商品に行き着いたそうですが、、今では地元に何百人かの雇用を産みだしたのだから大したものです。値段からみて、当然粗利益率はかなり高いと思われます。

 以上色々と粗利を見てきましたが、商売としてこれは大事な要素ですが、言うまでもなく、率はあくまでお客様が受け入れて呉れた結果であって、決して目的では無いという事です。

 ※ 参考  カゴメ 50%、 伊藤園 50%

 

|

|

 粗利益率が業種別に横並びになることについては、あまりにも自明すぎて、多くの御意見を頂く事ができませんでした。

 そこで例によって今回も独断で、その第1回として、既存の市場で既存の商品である場合で考えてみます。

 例えば自動車のメーカーであるとします。

先行のメーカーの粗利率が20%としますと、そこへ製造原価が同一として、10%の車を売りに出しますと、他社に比べてお値打ち感が有って、良く売れたとしても、2倍売れないと同じ利益となりません。逆に40%の率なら半分の売上で同じ利益が稼げますが、そんな車は割高感があって誰も買わないでしょう。

 という事で横並びとなりますが、これはあくまで平均の話でしょう。車種別にみれば、高級車や特別な車などはコストの比較は難しく、他の要素も加わって、かなり率がバラバラになると想像されます。クラウンもタクシー向きには、かなり安く作り売っているはずです。

 その点 スズキの粗利が20%でホンダが30%を、どう考えるべきでしょうか。

  なお 私個人的には、光岡自動車という大量生産でない会社の粗利が気になりますが、P/L を公表していないので分かりません。

 さて、次にラーメンはどうでしょう。こちらは売値が500円としても、粗利は70%を超えると考えられます。だからもし原価に300円もかければ ものすごくおいしい物が出来そうですが、売上が2倍近く必要となる故もあるのか、実行する店はありません。逆に売値を300円や200円にしても粗利は有るので、事実一部のチェーン店で実行していますが、爆発的とは行かないようです。これは安いコーヒー店にも言えるようです。

 車の粗利率については、もう一つ大事な要素があります。この業界の売上高の規模は、何兆円の単位です。従って製造原価(売上原価)で1%の引下げが出来れば、百億円単位の利益が増加することになります。まさに大企業ほどコンマ何%にこだわる訳です。

さて、次回は別の切口で考えてみます。

|