2008年11月アーカイブ

 前回のゴルフの話をある人にしたら、ある種の会員権は、持っている事に価値(ステータス)が有るのであって、そんな人にとっては、相場が何千万円と上がろうが下がろうが、関係ないよと言われました。そう言えばブランド品なんかも、その部類に入るのかもしれません。なるほど世の中には、そんな人種も存在するのだと、我が見識と懐の貧しさを痛感しました。

 閑話休題、一般のサラリーマン、ウーマンにとっては、「儲ける」という言葉は、株や競馬、パチンコ、宝くじ等に使って、ボーナスなどでは言わないようです。というのも、儲けるという言葉の反対に、損するという言葉もある故でしょうか。

 それに比べて企業にとっては、儲けイコール利益こそが生命線です。そしてその利益は損益計算書上では、売上(高)総利益、営業利益、経常利益、当期利益となり、特に当期利益を重要視します。又これらを売上高で割ると、それぞれ何々率と呼ばれます。

 さらに売上総利益率はアラリ率とも呼び、最も基本的な利益率ですが、業種別には横並びとなります。その理由は皆さんに一つお考え頂きたいと思います。ちなみに自動車メーカー(単体)のそれは、かっては見事に20%前後でした。最近はマツダ、日産、三菱などはこれを下廻り、特に三菱が悪くなっています。なお他の業種では、例えば飲食業では60~70%も有るのが普通です。これも吉野家より木曽路の方が高いのは容易に判ります。その他なんと100%近い業種も有りますが、それは私にはもう(今までも)縁の無い○○のような業種です。

 また売上総利益率が高くても、営業利益率が極端に下がれば、それは販売費の中の人件費や時には支払家賃等の負担が大きいことを表わします。

|

 夢といえば、宇宙旅行の記事には常套語として、人類の夢という言葉がよく出ます。或いは神の領域に入るやもしれない「生命の創造」も そうかもしれません 。

 だけどこのような夢であっても、実現不可能と証明されたものとして、子供の頃に読んだ本に、以下のようなものがありました。

 先ずは古代エジプトからの、卑金属を貴金属に変える「錬金術」です。ついで一旦動き始めると燃料などの助けも要らない「永久機関」があり、そして権力者が特にあこがれた「不老不死」です。

 こんな昔の話を思い出したのも、実は最近の出来事が引金です。それは意外と思われるかもしれませんが、私にとっては「マルチ商法」であり「サブプライムローン」なのです。 これらは、無から有を生みだす。誰もが儲かる。不動産は永遠に値上りする。かねはかねを生み出す(残念ながらこれは、ある部分は事実です)と言っているように思えます。

 だが前者の錬金術等の夢は、まったく無意味では無かったと思います。これから出発して、化学、科学、医学等の進歩に、大きく役立ちました。養殖真珠や工業用人工ダイヤ、省エネ技術、予防医学などは、これらの延長上に有ると言えなくもありません。

 しかし後者は経済学の参考になるかもしれませんが、夢がありません、ロマンもありません。汗をかくことなしに儲けたい。他人の儲けるのは黙って見ていられない。そして何よりそこには 付加価値 がまったく存在しないからです。

 こんな視点からみれば、かって単なる利用権に過ぎないゴルフ会員権のバブルなども、ぴったり当てはまります。

 しかし現代の「錬金術」に類する話は、人間に 儲けたい という欲望がある限り、これからも無くなることはないでしょう。

|