科学とは分類
誰の言葉だったか知りませんが、「科学的に考えるということは、分類して考えること」は、なるほどと思います。
交通事故を例にとれば
車に起因するもの … ブレーキ、ハンドル、タイヤ等
人に起因するもの … 運転技術、飲酒運転、信号無視、スピード違反等
その他 … 雨、雪、道路状況等々
があります。これによって事故を減らす対策も立てられます。
この、分類して考える方法は、そのまま企業会計や家計にも当てはまります。
会計事実(簿記用語でいう取引)を記録整理するのに、「現金」「売上」「仕入」「給料」「水道光熱費」等々の勘定科目を設けて、それらに分類して金額を記入します。この勘定科目を仕訳という絶妙な方法で日々記録します。そしてこの勘定科目は、「資産」「費用」「負債」「純資産(資本)※」「収益」の5つの大きな分類のいずれかに帰属します。これにより自動的に貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の決算書が作成されます。
これは何でもないようですが、すごいことです。かの文豪ゲーテが「簿記は偉大な発明」だと言っていますが、確かにそのとおりです。私もその昔、簿記の勉強をしていたときは、問題を如何に解くかに気を取られていましたが、今になってその良さを再認識している状態です。
※ 会計の勉強を始めた人にとっては、この資本項目は判り難い部分です。これが「純資産」と名称が変わり、簿記嫌いがまた増えるのではないかと心配しています。要するに資産と負債の差額概念と考えると、少しは判り易いかもしれません。