2008年1月アーカイブ

 毎月の売上高(月商)が、ある一定の金額以下になると損失(赤字)が出て、それ以上になると利益(黒字)が出る売上高を、損益分岐点売上と呼んでいます。 つまり、損失が出るか利益が出るかの分かれ目の売上です。

 だから商売を始めるに当って、あらかじめこれを予想することは大切なことです。 又、現在商売を行っている者も、費用が変る(例えば人件費増加、家賃値上、減価償却増加等)時に、この分岐点がどう変わるかも当然知っておく必要があります。 この為に損益分岐点図表(グラフ)とか、この金額を求める公式もあります。

 今回はそんな難かしそうな話でなく、ごく簡単な式を御紹介します。

 それは毎日の売上(日商)と家賃の関係です。

 例題として、今 家賃が月額300,000円 とします。

 そこを借りて商売をするとして、粗利益率

 (売上-売上原価)÷売上

 が1割前後の低い商売ですと、

 1日の必要売上高は 600,000円~300,000円

 すなわち半日分か1日分が家賃に相当でペイします。

 通常の粗利率 20~40%で必要売上高は 150,000円前後、すなわち2日分の売上、

 飲食業のように粗利率が高くて  100,000円位、すなわち3日分の売上。

 これ以上、すなわち4日分以上の売上で家賃を払うようですと、どんな商売をやっても赤字となります。

 この式から分かることは、高い家賃を払ってもつぶれないでいる店は、それだけの売上をあげていると言えます。

 但し一等地で赤字でも続けている店は、広告宣伝か道楽と思って下さい。

 如何ですか、こんな目で商売を眺めてみるのも。

 

 

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 今回は私のKKD(カンと経験と独断又は度胸)に基づく話です。

問題:今、主だった者2人に若干のバイトやパートで飲食店(ラーメン屋、居酒屋等)を経営するとして、年間最低必要な売上高はいくらくらいでしょう。

 答 :スバリ2000万円です。その計算根拠はこうです。アラリ率7割前後の商売とすると、1人当たりの売上(当然間接人員数も含めて)が、1000万円と私は計算しています。したがって2人ならば2倍の2000万となる訳です。

  この算式の便利なことは、もしアラリ率2割ならば(7割÷2割×1000万円)すなわち3500万円が必要売上高となる計算ができます。但しこの算式は通常の中小企業などに当てはまる式で、もし人件費水準が高い大企業や広告費、家賃、減価償却費、支払利息などの固定費の比率が高い企業であれば、このアラリ率から5%ないし10%を割引する必要があります。すなわちアラリが25%あってもこの条件に当てはまり、それを5%として割引くと{7割÷(2.5割-0.5割)×1000万円}=3500万円となる訳です。

 ゼネコンのようにもともとアラリが1割を切るような業種では、1人当たりの必要売上高が1億円を越すのも納得できるでしょう。たとえば、社員数2000名ならば必要売上高が2000億円超となる訳です。そう言えば、以前、某元役員が 大手ゼネコンは商社と考えるべき と言われたのを記憶していますが、まさに至言です。

 以上乱暴な算式ですが、人件費が損益の鍵を握っていることがこの式で証明できます。

また利益を上げるには、当たり前の話ですが、この必要売上高からどれだけ上方に実際売上高があるかであり、売上高の上昇がないなら、アラリ率をどれだけ改善できるにかかっているわけです。

 貴方のまわりの商売も、ひとつこんな視点で眺めてみてはいかがですか。

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 色々な会合や仕事の関係で知り合った、俗に言う功成り名遂げたサラリーマンとの交流で、気がついたいくつかの共通点があります。さあそれは何か皆さんもひとつお考えください。

1.いばらない、偉そうにしない。

  もう亡くなられましたが、銀行元頭取の伊藤さんは、この見本のような方でした。

2.皆さん年はとっても結構おしゃれ(見習いたいものです)

3.読書好き、特に古典や歴史物が好きな人が多い(この点でも私は落第)

4.旅行好き(先立つものと時間があれば私も可能)

 まあ、大体この辺が共通点ですが、もうひとつはずせない共通点があります。さあそれは何?! そうです「まめ」なのです。 

 皆さん例外なしに何かにつけ「まめ」なのです。特にレスポンスについてはそれが言えます。 まさにクイックレスポンスです。

 なお中にはまだ女性に対しても「まめ」な方もおみえです(これは私は採点対象外)。

 キッシンジャーは、なんでも「各国の歴史と地理を学べ」と言ったそうですが、これからの日本のサラリー(ウー)マンは、以上の要件にプラス外国語が必要となるのは間違いなさそうです

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 まず以下の計算をしてみましょう。

 ①1.00×1.00×1.00

 ②0.99×0.99×0.99

 ③0.99×1.00×1.01

 ④1.01×1.01×1.01

 相乗積が1より大となるのは④式だけです。実はこの④式に該当するような例を以前テレビで見たことを思い出しました。

 これは関西のある旅行会社の『カリスマ添乗員』のルポでした。この人はパック旅行の往復の車中では、お客さんを笑いでもって退屈させないようにして、食事は事前に自分が吟味したものを出すようにし、さらにお客の買う土産品やその土地の隠れた優れものの情報を提供するのです。まさに1.5×1.5×1.5のような人でした。ですからこの人のフアンは驚くほどの数で、なんとこの人の個人名の付いたパック旅行は少々割高であっても即完売となるそうです。(泊りが付くと当然宴会にサービス芸も登場します)

 しかしこれは、例えば北海道なら誰が連れて行っても北海道という、旅行という特殊な商品ですから1人で成り立ちます。

 ですが一般の会社にあっては、

    仕入・製造 × 営業・販売 × 間接・管理 という連係でビジネスは成り立っています。だから冒頭の算式を見るまでもなく、一部門に少しでもマイナスがあると他部門は倍してプラスが要求されます。

 全てにプラスワンがあってこそ相乗積が大きくなるのです。

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 テレビで、躍進めざましいある中企業をリポートする経済番組がありました。放送の最後にリポーターが「結局この会社は、社員一人ひとりが商売人なんですね」と言ったコメントが印象的でした。

 そう言えばあの「プロジェクトX」にしても、登場人物は技術者であったり、職人であったり、学者、マネージャー、商人等々であったりしますが、全てプロフェッショナルな人たちです。アマチュアは一人も登場しません。

 たとえば企業にはそれぞれ、作る人や売る人がおります。それらを支援する部門の人たちもいます。そして役員を始めとする管理者からまったくの新人までいます。だが共通して言えることは、全てプロであるか、プロたらんとしている人たちのはずです。

 ところで私自身の今までを見ますと、40余年の職業人としての生活があります。しかしプロとしてどれだけの仕事をやったかと問われると、恥ずかしい思いが大いにあります。やるべきことをやらなかったり、惰性で処理したことも多いのが事実です。ですからあんまり過去を振り返ることはしたくありません。酒量が増す因となります。

 ともあれ、1月14日は成人の日です。今日からどれだけプロ(成人)としてのプラスの仕事ができるかが、成果となり、また将来に繋がるはずです。

 さあ、スタートです。

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 中小企業にとって好況とは思えませんが、駅前、繁華街、オフィス街など人の集まる処で、新規開店するのを目にします。 そう、それはほとんど飲食関係の店です。 

 そこで今回はその業種について例によって私なりにまとめました。 少し長いですが、お読みください。

 1.粗利益率が高い…60%以上は普通で中には80%前後のものまである。

 2.家賃負担が大きい…自社物件で営業するケースは稀。 しかも人の集まる場所だから家賃は高い。  この場合、家賃は日商の3日分以内でないと苦しい。 具体的に言えば、もし家賃が60万円なら日商は20万円以上が必要(と私は考えます)。

 3.現金商売… 売上債権はほとんどない(手形のお客さんはありません)。

 4.間接人員は少ない…前期の理由から経理も簡単。 次項もあって間接人間は少なくてすむ。

 5.組織も簡単…経営者自身が鍋を持ったり店頭に立つこともあるように、中間管理職も不要。

 6.熟練労働者も不要…特殊な料理は別として高度な技術者は不要。 また中国料理のように安い熟練労働者の雇用も可能 。

 7.臨時職員の活用…前記の理由もあり大部分をパート、バイト等で対応が可能。

 8.営業形態の選択…朝、昼を中心としたり、夜間だけとしたり、24時間営業等々、人の流れや客層に応じて営業形態  

を選ぶことができる。

 9.営業マン不要…ホテルの宴会部門のように営業することも要らない。 逆に言えば 待ちの営業とも言える。

10.価格競争の回避…牛丼やハンバーガーの価格破壊も一段落。 客も必ずしも価格だけで来店するわけでない。

味とサービスで勝負できる(貴方はマーボ豆腐の価格差を気にしたことがありますか)。

11.仕入れが簡単…特殊な食材を除けばスーパーで対応できる。 或いは宅配や業者の他社機能を利用することもできる。

12.在庫も少額…1週間分もあれば充分。

13.食費の節約…従業員と自分の食費が何食分かは浮く。

14.小資本で開業可…設備投資は店の形態によるが、比較的小資本でOK。

15.結果の判明が短期間…3年も5年も要することもあるが、通常は3ヶ月か半年もすれば成功か失敗かが判る。 従って撤退の意思決定も簡単。

16.多店舗化の展開も容易…上記の理由から展開は簡単(競争も激しい)。

17.上場も視野…たとえ1店舗100万円の利益でも100店で1億、1000店で10億円、上場基準に達することも可能。     

 

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 あけましてお目出とうございます。

 まずは今年の干支(えと)にちなんだ話題を。

 英語の rat は大型のネズミで、通例はドブネズミを指して、それ以下は mouse となるそうです。だから日本の家ネズミは

ラットにあたると英語辞典にあります。

このマウスの大スターはなんと言ってもミッキーマウスです。

ディズニー映画に1928年にデビューしたそうですが、今もって子供のアイドルですから大したもんです。

現代ではパソコンの必需品はずばりマウスです。

日本では大黒様のお使いにもなったりしますが、招き猫のような縁起物はないようです。 そして猫にはハローキティや  ドラえもんという世界的スターが出現しましたが、鼠には残念ながらミッキーの後継者は今のところないようです。

ゲゲゲの鬼太郎にはネズミ男という小悪党が出てきますが、あれは作者の鼠に対するイメージから創られたのでしようか。

 北原白秋の「雨はふるふる、城ヶ島の磯に、利休鼠の雨がふる」と歌われた色は、利休茶(利休色)に鼠色がかったもので、渋い色です。

ことわざとしても「鼠の嫁入り(鼠の婿取り)」は、あれこれ選り好みしても結局変りばえしないことや、「窮鼠猫を噛む」位で

しようか。 「袋の鼠」もあんまりいい意味じゃないし、「鼠花火」は」夏にあまり見かけなくなりました。

「どぶねずみルック」も最近は言わないようです。 食べ物のナマコには「海鼠」という漢字を当てます。

その他中国語では「袋鼠」はカンガルーで「松鼠」はリス、「田鼠」はハムスター、「小家鼠(小白鼠)」はハツカネズミ、

「黄鼠狼」はイタチです。

 なお「鼠目寸光」といえば、視野が狭いこと、見識が狭いことをいう成語です。 さしずめ私自身の発想も、年の割には

まさにこの言葉を当てるべきかもしれません。

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